ニュースリリース
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2023年 年頭所感
令和5年1月5日
公益社団法人 日本給食サービス協会
会長 西脇 司

明けましておめでとうございます。
令和5年の新春を迎え、年頭にあたりまして謹んでご挨拶申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の第6波に始まり、その後7月には第7波、11月末には第8波と三つの大きな波のあった大変厳しい年となりました。
新型コロナウイルス感染症の最初の報告から3年が経過し、ワクチン接種の拡大や、内服薬の承認など、予防、療法も確立してきたことで、重症者数や死亡者数は減少し、当初抱いていたコロナに対する「恐れ」は薄らぎ、すでに生活の一部、名実ともに「ウィズ・コロナ」であることを実感しています。
また、世界では、コロナ禍による中国のロックダウンや2月にはロシアのウクライナへの侵攻が始まり、エネルギー問題から原油価格が高騰、更には、アメリカの金融政策に影響を受けた歴史的な円安により、急速にインフレが進んで、食材の価格は「爆騰(ばくとう)」と言っても過言ではないほど価格が高騰しております。
歴史の教科書に載るような状況の中でも、経済活動は徐々に回復傾向となってきましたが、外食産業や給食業界においては、経済活動の回復にともなう人材不足の加速、従業員の感染や濃厚接触者認定による出勤制限、最低賃金の上昇と食材に加えて人件費の負担も大きく、ありとあらゆるコストが上昇トレンドとなり、これまで以上に業績の悪化が予想される状況となっています。
こうして書き綴っていても、気が滅入ってきてしまいますが、このピンチは、これまでの外食産業や給食業界の在り方を見直すチャンスとも捉えられます。
これまで、価格転嫁があまり上手ではない給食業界においても、これだけの要素が揃っていれば、クライアントや消費者の理解は得られやすく、外国人人材の活用やロボティクスに対する抵抗感も薄らいできております。
この状況だからこそ、ニューノーマルに対応して新たな給食の在り方を模索して行かなければならないと考えています。
さて、昨年の当協会の活動につきましては、コロナ禍による感染リスクを見極めた上で、ほとんどの理事会等は対面で開催し、作文コンクールにつきましても、コロナ禍の中ではありましたが、表彰式を一昨年同様オンライン形式にするなどして、開催することができました。なお、公益事業としての大きな柱である海外給食事情視察研修は3年連続で中止と致しました。
今年の干支は十二支の4番目めである「卯」ですが、卯年の中でも今年は「癸卯(みずのと・う)」であり、これは「これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になる」と謂れ、縁起の良さを表しています。今年の卯年は、新型コロナウイルスも徐々に収束に向かい、経済回復の兆しが見え始め、これまでの数年間から大きく「飛躍」し、私たちの生活が大きく「向上」する年になって欲しいと思います。
当協会は、会員及び協賛会社の皆様と、国民の食生活の健全なる向上のために、引き続き公益目的3事業「情報提供」、「マニュアルの作成・普及」、「人材育成」を堅持し、作文コンクール事業等の公益事業並びに業務代行保証制度等収益事業をそれぞれ着実に実施するように努めて参ります。
特に、今年は、作文コンクール事業が平成29年度第5回の応募作品数をピークに、その後減少傾向となっています。今年は節目の第10回目となることから、応募作品数増加に向けた検討を行うとともに、昨年から取組んでいるSDGsについて、その展開に向けた取組支援の推進に努めて参ります。
また、当協会の情報システムの最適化のためにクラウドサービスを導入し、情報セキュリティの向上等を図り、更には協会HPのスマホ版を新たに作成し、一般消費者への情報提供の拡充などに努めたいと考えています。
最後に、この新しい年が皆様にとりましてよりよき年になりますようご祈念申し上げますとともに、今年も引き続きご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。