日本給食サービス協会

令和５年2月8日（水）14時30分から15時40分まで東京ビッグサイト東１ホール内特設会場に設置された「給食セミナー会場」において、第44回フード・ケータリングショーの一環として当協会主催の協会セミナーが開催されました。

開催にあたりまして、西脇会長からご挨拶があり、

• ①この協会セミナーは、給食サービスの様々な問題・課題に対し、会員企業の皆様が日々取り組んでいる改善や工夫を発表して頂く機会として、今回で17回目を迎えたこと。
• ②昨年まではコロナの影響から、録画による発表も取り入れたが、今回は、3年ぶりに発表者にご登壇頂きリアルに開催することができたこと。
• ③セミナーのテーマは、2年に一度変更しており、今年は「SDGｓへの取り組み」を新たなテーマとしたこと。
  今や新聞やメディアで目にしない日は無いほど認知度が上がってきた「SDGs」は、2015年9月に国連で採択され、この2月で約7年半が経過し、2030年のゴールまで、この２月がまさしく折り返しとなること。
  ゴールまでの復路に差し掛かり、「SDGs」への取り組みも「達成する為に苦労する」ものではなく、会社や社会、そして、この地球をこの先20年、30年と守り、発展させる為に、ごく当たり前に行う「ウィズSDGs」に徐々に変化していく必要があるのではないか。そうなってこそ、真に持続可能な取り組みと言えること。
• ④私共、日本給食サービス協会会員の各企業の中でも、安全・安心でおいしい食事を提供すると共に、CO²やフードロスの削減、環境負荷を考慮した食材の使用、食育の推進など、多くの企業が「SDGs」に取り組んでいること。その中で、本日のセミナーでは、株式会社馬渕商事様より「レッツ・トライ・ SDGs～社員一人一人が創る、未来のカタチ～」とシダックスコントラクトフードサービス株式会社様より「食堂からのSDGs」と題し、「ウィズSDGsの推進と定着への取り組み」を紹介して頂くこと。
• ⑤発表者の皆さんには、ご多忙の中、ご準備頂き、お礼申し上げるとともに、本日お忙しい中、ご来場頂き、セミナーにご参加頂いた会場の皆さんに厚く御礼申し上げますとのご挨拶がありました。

今回の発表は、以下の２社の会員企業から、「SDGsへの取り組み」につきまし て、実際にSDGsに取り組んでいく上での苦労話や工夫した点など、具体例を挙げ て頂きながら発表して頂きました。

• 「Let`s try!! SDGs」 株式会社馬渕商事
  管理本部 総務部次長 兼人事課長　岩間 晃宏 様
• 「食堂からSDGs」 シダックスコントラクトフードサービス株式会社
  事業サポート部　課長　　　　　　長澤 千裕 様
  事業サポート部　管理栄養士　　　平野 照代 様

１の株式会社馬渕商事様からは、社員一人一人が創る、未来のカタチとして、小学 生から取り組んでいる実情、給食に携わる私たちのうれしい取り組み、当社の場合の取組みの手順、SDGsでさらに見直され強化された取り組み、あるべき姿を求めて「食から始まる素晴らしいSDGs」を是非我々の力で成し遂げ、未来に繋げたいと 当社は考え、出来ることから少しずつ信じ続けたその先に目指す未来がきっとあるなどについて、発表者の娘さんとの出来事、取り組む際に気をつけた事や当社の中間管理職での専門機関の研究なども交えて発表がありました。

２のシダックスコントラクトフードサービス株式会社様からは、未来の子供たちのための企業理念、当社が特に解決すべき社会課題や当社の取り組みとしてのSDGsの経営目標、エンゲージメントの向上から生産性の向上のための人材育成、環境や動物福祉に配慮した持続可能な体制で生産・加工された食材を使用した料理の提供（サス テナブルフード）、安心・安全な健康的な食事の提供やWEBを活用した健康経営への寄与、食品ロス削減の取り組みなど、具体的な事例を交えて発表がありました。また、会場では当協会における協会セミナーの責任者であります東教育研修委員長が進行役となり、各社の発表終了後それぞれ質疑応答があり、終了致しました。今回も、コロナ禍の開催ではありましたが行動制限もなく、昨年の3倍以上となる150名以上の参加があり、最後まで熱心に聴講して頂きました。

今回の協会セミナーの発表の模様は、後日協会HPに掲載を予定しております。