ニュースリリース
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協会セミナーが開催されました。(ご報告)
~安全・安心に取り組んでおります~「SDGsへの取り組みについて」
開催にあたりまして、西脇 会長からご挨拶があり、
①この協会セミナーは、給食サービスの様々な問題・課題に対し、会員企業の皆様が日々取り組んでいる改善や工夫を発表して頂く機会として、今回で19回目を迎えたこと。
②セミナーのテーマは、「SDGsへの取り組み」をテーマとして、3年目となったこと。
③この「SDGs」は、2015年の9月に国連で採決され、2030年のゴールまで、あと僅かとなったこと。
④私共、日本給食サービス協会会員の各企業の中でも、安全・安心でおいしい食事を提供すると共に、CO2やフードロスの削減、環境負荷を考慮した食材の使用、食育の推進など、多くの企業が「SDGs」に取り組んでいること。
⑤本日のセミナーでは、会員企業の3社から発表して頂くこと。
⑥3社の会員企業の実践例を皆さんと共に拝聴させて頂くこと。
⑦発表者の皆さんには、ご多忙の中、ご準備頂き、お礼申し上げるとともに、本日お忙しい中、ご来場頂き、セミナーにご参加頂いた会場の皆さんに厚く御礼申し上げますとのご挨拶がありました。

挨拶をされる西脇会長
今回の発表は、以下の3社の会員企業から、「SDGs」につきまして、実際に SDGsの取り組みなどを、具体例を挙げて頂きながら発表して頂きました。
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持続可能な未来に向けた委託給食会社としての責任
日本ゼネラルフード株式会社
経営企画部主任 坂倉 若菜 様 -
明日の「食べる」をデザインする ずっとつながる社会へ
株式会社ニッコクトラスト
経営管理部長 馬田 忠義 様 -
「みらいを担う子どもたちへ」~つなぐ・つなげるSDGs~
株式会社魚国総本社
キッズスマイルサポートチーム グループリーダー 小川 まゆ子 様
1の日本ゼネラルフード株式会社様からは、SDGsに対する世の中の流れとNGFグループのSDGs(温室効果ガスの排出削減)への取り組み、環境を守る(廃食用 油の活用、大豆ミート、家畜が環境に与える影響等)の取り組み、地域や人を守る(契約栽培米の買取、海外人材教育、障害者雇用の促進、ランドセルの寄贈等)取り組みについて、写真を用いた事例を交えて報告して頂き、最後に今後の展望について、更なる課題解決に向けての取り組みとして、現在のメニュー管理システムに紐づいたAIによる食数予測、喫食者のデータ収集を行い、「メニュー管理システムの完全AI化」を目指すこと、このメニュー管理システムを活用し、より食品ロスの減少の為に、「食堂の予約管理システムを導入」すること、多様な人材がさらに活躍できる職場を実現するために、社内の制度設計と従業員の意識改革を推進するための「ダイバーシティーの推進」すること、持続可能な社会の実現に向けて全体をあげて達成に取り組むことで、「会社全体の数値目標のブラッシュアップ」を図るとの発表がありました。
2の株式会社ニッコクトラスト様からは、「グリーンリカバリー」の考えに賛同し食から温室効果ガス排出を削減する環境問題の取り組み、「働きがいを全ての人に」の考えのもと、性別や年齢、国籍の異なる人材の多様性、社内の情報をいつでも閲覧できる社内ポータルアプリの導入、ワークライフバランスをサポートする福利厚生プログラムの推進、「地球環境のために」食品廃棄物に関しては、予約方式のオペレーションの推進、食材の歩留り管理の徹底などによる廃棄物の発生抑制の推進、「今後の環境対応」として、環境問題は一時的なものではなく、継続的な課題と考え、環境負荷の削減について継続的に温室効果ガスの可視化、食品廃棄物のバイオガス化の検討、「地域の仲間にサポートを」として、社会的課題への貢献が重要であることから、ベトナムへの学校校舎、図書館の建設及び教育支援、スポーツは文化や国境を越えたコミュニケーションの手段として、平和や相互理解を促進するツールであることから、スポーツ選手たちをサポートする支援、開発途上国の子どもたちに給食を届ける活動、大規模な自然災害の復興応援メニューの展開について写真を用いた事例を交えて報告して頂き、最後に、給食会社として、地域社会や地球環境に配慮した取り組みを進めることが、次世代への責任であると考え、一人ひとりの力が集まれば、より大きな変化を生み出すことができるとの発表がありました。
また、初めて手話通訳士にもご登壇頂き、手話による説明を行って頂きました。
3の株式会社魚国総本社様からは、「どうして『SDGs』なのか。」、SDGsが初めて食育推進基本計画に記載され、当社の事業所で実践できる取り組みとして、 「SDGs=食育」と捉え、できることから始めたこと、「みらいの給食週間」のあゆみとして2020年度からSDGs関連イベント等に参加し、食育とSDGsのつながりの知識を収集し、情報を受託事業所向けに発信及び全国展開し、活動の拡大と深化を推進したこと、「みらいの給食週間」で目指すところとして、食育とSDGsの結びつきを目的とし、取り組みの提案と実行提案、大人もSDGsを学び、子供たちと共に成長する場を提供、持続可能な食育のモデルケースとして位置づけることを目指していること、「生産者とSDGs食育」として生徒とオンライン食育授業による生産者とのつながり、来園食育授業(生産者のサメ解体実演、エクアドルのバナナ農園主との対談、廃食油の食育と廃油キャンドル作り等)を行うことにより、成果として「食を楽しむ」子供たちの笑顔と学び、子どもたちが自ら学ぶ、子どもを取り巻く大人も学び、子どもたちと一緒に笑顔になることについて写真と動画を用いた事例を交えて報告して頂き、最後に食の大切さを通して、子どもたちが安全に安心して成長できる社会に、食の幅広い選択ができ、環境に与える影響を知り持続可能な社会に、子どもを取り巻く大人たちと、地域一緒に取り組む大切さが、「食を通じてみらいにつなぐ、つながる、子どもたちへの思い」となりますとの発表がありました。
また、会場では当協会における協会セミナーの責任者であります東 教育研修委員長が進行役となり、各社の発表終了後それぞれ質疑応答があり、終了致しました。
今回は、昨年を上回る170名以上の参加者に、最後まで熱心に聴講して頂きました。
今回の協会セミナーの資料を協会HPに掲載しております。

司会の東 教育研修委員長

セミナーの様子

日本ゼネラルフード(株)
坂倉 若菜 様

(株)ニッコクトラスト
馬田 忠義 様

(株)魚国総本社
小川 まゆ子 様

会長、東委員長、発表者

協会ブース

本音セッションの様子